2008年3月28日金曜日

プノンペンとシェムリアップ

首都プノンペン

"プノンペン" というのは クメール語で "ペン婦人の丘" を意味します。
熱心な仏教徒であるペンという豪族の夫人が、洪水のときに流れ着いた四体の仏像を小高い丘 "プノン" に安置したという伝説からこの名がついたという事です。
王宮の前でメコン川とサップ川が合流し、すぐ下流でメコン川本流とバサック川に分流する地点、チャド・モックに位置します。
チャド・モックとは、"4つの面" を意味する言葉です。
現在は商業の中心都市です。
かつてはアンコールの外港として栄え、17世紀には日本人町もあったとされています。

シェムリアップ

"シェムリアップ" というのは、"シャム(タイ)の征服" という意味です。
1907年にフランスがタイから譲り受けるまでは、この地はタイ領だったのです。

シェムリアップは、アンコール遺跡群のある町として知られています。
大環濠都城アンコール・トム、巨大な寺院アンコール・ワットを始めとするアンコール遺跡群は、東南アジアで最大級の石造大伽藍群です。
アンコール王朝は、現在のタイであるシャムのアユタヤ朝に15世紀に侵略を受ける前、ジャヤバルマン7世の統治下で最盛期を迎えました。
ジャヤバルマン7世は道路網を整備して街道に121箇所の宿泊所を置き、国内の102箇所に病院を建てたといわれます。

かつてこれほどの隆盛を極めた王朝ですが、その後衰退の一途をたどり、19世紀にフランスの博物学者アンリ・ムオーによって、アンコール遺跡群が再発見されるまで、ジャングルのなかで静かに眠っていたのです。

現在シェムリアップは、人口約6万人程度の小さな都市であるにもかかわらず、森と湖と遺跡を訪れる旅人であふれ、この国最大の観光地となっています。

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