2008年3月28日金曜日

カンボジアの現在

貧困、内戦、飢餓、難民、そして地雷。
日本人がカンボジアという言葉から連想するイメージは、暗いものばかりかもしれません。
ようやく戦火が収まったとはいえ、20年間近くこの国を舞台に繰り広げられていた戦争は、今もなお、あまりも痛々しい傷跡を残しています。
市場経済の導入は、人びとに格差をもたらしました。
貧富の差は、この国においては私たちの想像を絶するほどです。

地雷の撤去が必死に進められているにもかかわらず、今もなお、ジャングルには数多くの地雷が残ったままです。
その犠牲者の多くは、子どもたちです。
地雷を警告する文字が読めないために、危険区域に入ってしまうからです。
祖国を離れた、離れざるを得なかった人びとは数知れません。

これらはすべて現実です。
しかし、カンボジアは今、元気を取り戻しつつあります。
悲しいことですが、カンボジアではポル・ポト時代に男たちがたくさん殺されました。
そのため現在のカンボジアには、女性と子どもたちの姿ばかりです。
それでも、働き手を失ったこの国で女性たちはたくましく一家を支え、国を支えています。
路地には、子どもたちの屈託のない笑顔が溢れています。

稲作を中心とした農業がこの国の産業の中心です。
5月の雨季の開始と共に、田植えが始まります。
11月頃には黄金の稲穂が頭を垂れ、収穫を迎えます。
雨季といっても猛烈なスコールが1時間ほど襲ってくる程度です。

今、まさに発展のスタートを切ったこの時期のカンボジアを訪れ、その活力を目の当たりにする事で、もしかしたら私たちが忘れてしまっていたなにかを得られるかもしれません。

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